奇跡の音 [英語]
「奇跡の音」を買いました。
実はこれまでに何度も山積みになってるのを見つつ手に取ることもなかったのですが、その一因は、経験則として、あまりキャッチーなタイトルの本は要らんというもので、つまり「聞き流すだけ」とか「これをやっても無理なら諦めろ」とかそういうのは基本無視することにしています。今回だと「奇跡」がね。
なのになぜ買ったかといいますと、先日のTOEICの試験日に、スコアで言うと920か930ぐらいの人が本番前に奇跡の音のアプリをやっているという話をちょっと耳にして、しかもそのアプリが85円と。
で、85円ならと試しに買ってみたアプリが案外良さげというか、アプリの使い勝手については置いておくとして、一番の売りの「音」ですね、これが昔試したマジックリスニングを彷彿とさせるものだったのです(まあ理屈は同じなので当たり前と言えば当たり前です)。
英語と日本語とでは周波が違って云々という話は前からあって理屈としてはちゃんと通るし、マジックリスニングもなんとなくちょっとは効果あったかなと思っていたので、「これは」と思って本を買いました。
まず、効果というか音としては、マジックリスニングは「専用ヘッドホンじゃないと効果がない(薄れる)」と謳っています。これは、「このヘッドフォンじゃなくてもいい」なんて言ったらあっという間に中古が市場にだぶつくからかとも思いましたが、別にヘッドフォンじゃなくてもそれなりには感じます。
PCのスピーカー(それなりのもの)よりもイヤフォン(安物)のほうが効果は感じます。
それから、外で通勤時などに英語を聞いてるとどうしても周りの音に紛れたり自分の気も散ったりしてちゃんと聞き取れないものですが、この書籍の高周波を強調してる音声だと、その辺の音が外部の音に「紛れない」感じです。なるほど、この周波の音に対する感度を上げれば聞き取りは楽になるのかな、とは思えます。
アマゾンのレビューに他の方が書いてますが、これだけで英語が聞けるようになるわけではなく、文法や語彙、その他いろいろなスキルがある人にとっては有益です。当たり前ですが、このテキストのメソッドは特定の音(の集合)をちゃんと耳で聞けるようにすることなので、いくら音がわかっても意味がわからないレベルの人じゃ聞き取りはできません。
また、誤字脱字、みたいに書いてる人が多いですが、私も序盤ちょっとやっただけで相当見つけました。スクリプトと実際にしゃべってる内容がかなり違います。うーん、こういうものかなと。
このメインのお医者さん以外に、ロスで長年英語を教えているという人が書いている解説ページがありますが、これはただのコラムと化してます。読んでて「うん、うん、そうだよね」と思える部分もありますが、あまり学びにはなりません。
というわけで、あくまでも音がメインと割り切った人のみにおすすめします。これで英語を学ぼうとしてはいけません。
「自分でそういう音源作れる」という意見もあるんですが、実際にソフトウェアで自分で作った音でも同様の効果があるのかどうか。つまりこの書籍のCDには他にも色々とからくりがあるのかどうかといった部分については私は(耳の仕組みとかそういう分野では)門外漢なのでよくわかりません。
奇跡の音(ミラクルリスニング) 8000ヘルツ英語聴覚セラピー
- 作者: セニサック陽子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2012/12/25
- メディア: 単行本
実はこれまでに何度も山積みになってるのを見つつ手に取ることもなかったのですが、その一因は、経験則として、あまりキャッチーなタイトルの本は要らんというもので、つまり「聞き流すだけ」とか「これをやっても無理なら諦めろ」とかそういうのは基本無視することにしています。今回だと「奇跡」がね。
なのになぜ買ったかといいますと、先日のTOEICの試験日に、スコアで言うと920か930ぐらいの人が本番前に奇跡の音のアプリをやっているという話をちょっと耳にして、しかもそのアプリが85円と。
で、85円ならと試しに買ってみたアプリが案外良さげというか、アプリの使い勝手については置いておくとして、一番の売りの「音」ですね、これが昔試したマジックリスニングを彷彿とさせるものだったのです(まあ理屈は同じなので当たり前と言えば当たり前です)。
英語と日本語とでは周波が違って云々という話は前からあって理屈としてはちゃんと通るし、マジックリスニングもなんとなくちょっとは効果あったかなと思っていたので、「これは」と思って本を買いました。
まず、効果というか音としては、マジックリスニングは「専用ヘッドホンじゃないと効果がない(薄れる)」と謳っています。これは、「このヘッドフォンじゃなくてもいい」なんて言ったらあっという間に中古が市場にだぶつくからかとも思いましたが、別にヘッドフォンじゃなくてもそれなりには感じます。
PCのスピーカー(それなりのもの)よりもイヤフォン(安物)のほうが効果は感じます。
それから、外で通勤時などに英語を聞いてるとどうしても周りの音に紛れたり自分の気も散ったりしてちゃんと聞き取れないものですが、この書籍の高周波を強調してる音声だと、その辺の音が外部の音に「紛れない」感じです。なるほど、この周波の音に対する感度を上げれば聞き取りは楽になるのかな、とは思えます。
アマゾンのレビューに他の方が書いてますが、これだけで英語が聞けるようになるわけではなく、文法や語彙、その他いろいろなスキルがある人にとっては有益です。当たり前ですが、このテキストのメソッドは特定の音(の集合)をちゃんと耳で聞けるようにすることなので、いくら音がわかっても意味がわからないレベルの人じゃ聞き取りはできません。
また、誤字脱字、みたいに書いてる人が多いですが、私も序盤ちょっとやっただけで相当見つけました。スクリプトと実際にしゃべってる内容がかなり違います。うーん、こういうものかなと。
このメインのお医者さん以外に、ロスで長年英語を教えているという人が書いている解説ページがありますが、これはただのコラムと化してます。読んでて「うん、うん、そうだよね」と思える部分もありますが、あまり学びにはなりません。
というわけで、あくまでも音がメインと割り切った人のみにおすすめします。これで英語を学ぼうとしてはいけません。
「自分でそういう音源作れる」という意見もあるんですが、実際にソフトウェアで自分で作った音でも同様の効果があるのかどうか。つまりこの書籍のCDには他にも色々とからくりがあるのかどうかといった部分については私は(耳の仕組みとかそういう分野では)門外漢なのでよくわかりません。
2013-05-29 19:14
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0